ビジネス時事通信Vol.18…【ゲシュタルト能力】

ゲシュタルト能力

ここ最近注目されている能力の一つにゲシュタルト能力というものがあります。
ゲシュタルト能力とは、ドイツ語で「全体を俯瞰する能力」のことを言っています。

例えが難しいのですが、
例えば、料理の本のレシピ通りに作ったとして、満足のいく味がしなかったときに、

ゲシュタルト能力が低い人は怒り出し、レシピは本に載っている間違いない情報なので作者に美味しくないとクレームを入れます。

ゲシュタルト能力の高い人は「なぜ美味しく出来なかったのか?」と考えます。
レシピそのものや調理過程を抽象的な情報として捉え、様々な角度から無意識に考察します。
結果、書かれていない調理過程に気づき美味しいレシピにたどり着きます。
そしてクレームでは無く注釈を入れます。

ゲシュタルト能力とはこのような抽象的な情報を多分に持ち合わせて広く物事を考察し問題を解決する能力のことです。

さて、なぜこの能力が注目されているのかというと、
世の中が情報に溢れかえっているからです。
もはや教科書を覚えるだけの具体的な情報だけ持ち合わせている人はコンピュータに代わられるだけになりました。
情報が嘘でも本当でも抽象的に扱い捉えておく能力がなければ問題解決に迎えません。

このゲシュタルト能力の低い人は例に挙げたように感情に左右されます。
見えている情報が少ないので、先のことが見えていない分、目の前の情報に振り回されるのです。
逆にゲシュタルト能力の高い人はさまざまなことを考えているので、
目の前のことだけに左右されません。能力の低い人から見ると、目の前のことに集中していないように見えるかもしれません。
目の前のことに夢中にならないので感情的になりにくいと言われます。
ただ社会に適合するのは難しいので一般に不遇になっていることが多いと思います。

未来の抽象的な情報から現在の問題を切り開く能力・ゲシュタルト能力は現在、
生き残りをかける企業にとっては大事にしなければならない能力だと思います。
ただ、この能力を持っている人ほど幸せな将来のカタチをいくつも持ち合わせているはずなので、
目の前の会社に興味はないかもしれません。難しいですね。

この内容が分かる方はゲシュタルト能力の高い方です。
この記事で救われる人がいれば幸いです。